東北ドローンブログ
2026.09.18
「ドローンを飛ばすだけじゃない。東北ドローンのものづくりを支える3Dプリンター」
東北ドローンでは、ドローンを飛ばすだけではなく、現場や実証実験で必要となる装置や治具の設計・製作にも取り組んでいます。
そのものづくりを支えているのが、3Dプリンターです。
現在、東北ドローンではCreality製の「K2 Pro」と「K1 Max」を活用し、さまざまな部品や装置の製作を行っています。
必要なものは、自分たちでつくる
ドローンを活用した業務や実証実験では、市販されている製品だけでは対応できないことがあります。
「この機体にこの装置を取り付けたい」
「この方法で物を運びたい」
「実証実験のために専用の治具が必要」
そうした課題に対して、東北ドローンでは必要な部品や装置を自社で考え、形にしています。
実際にこれまで、ドローンから物を投下するための装置や、実証実験で使用する専用治具などを製作し、実際の機体に取り付けて飛行させてきました。
単に部品を製作するだけではなく、実際の飛行環境で使用し、問題なく動作するかまで確認しています。
CAD設計から製作、飛行まで
製作する部品は、まずCADを使って設計します。
必要なサイズや形状、機体への取り付け方法、使用する環境などを確認しながら設計を行い、そのデータをもとに3Dプリンターで出力します。
出力した部品は、必要に応じて組み立てや調整を行い、実際の機体へ取り付けます。
そして最後に、実際に飛行させ、動作や使い勝手を確認します。
東北ドローンでは、
「設計する」
「つくる」
「組み立てる」
「飛ばす」
「改善する」
という一連の流れを自社で行っています。
実際に飛ばしてみることで初めて分かる課題もあります。
その結果を再び設計へ反映し、形状や取り付け方法を変更しながら、より使いやすく、現場に合った仕組みへと改良していきます。
空飛ぶ車の設計・製作にも活用
3Dプリンターは、ドローン用の部品だけではなく、現在取り組んでいる「空飛ぶ車」の設計・製作にも活用しています。
東北ドローンでは、空飛ぶ車を一から設計し、必要な部品を自ら製作しながら形にしていく取り組みを進めています。
その中で、CADで設計した部品を実際の形にするために、3Dプリンターが大きな役割を担っています。
机上の設計だけで終わらせるのではなく、実際に部品を出力し、組み立て、形状や構造を確認しながら次の設計へつなげていきます。
一つひとつの部品を作りながら、全体を組み上げ、新しい機体や仕組みを形にしていく。
3Dプリンターは、こうした東北ドローンの開発を支える重要な設備の一つとなっています。
K2 ProとK1 Maxを活用
現在使用しているのが、「K2 Pro」と「K1 Max」の2台です。
どちらも比較的大きな部品の製作に対応でき、高速で造形できるため、設計変更や改良を繰り返す開発業務にも適しています。
「一度作って終わり」ではなく、実際に使用しながら形状を修正し、再度出力する。
3Dプリンターがあることで、この開発サイクルを社内で素早く回すことができます。
CADで設計したものをすぐに形にし、組み立て、実際の機体へ反映する。
こうしたスピード感も、東北ドローンのものづくりの強みの一つです。

「こんなことをしたい」を形にする
東北ドローンが大切にしているのは、既存のドローンや製品をそのまま使うことだけではありません。
お客様から、
「ドローンでこんなことができないか」
「この装置を搭載して飛ばしたい」
「今まで人が行っていた作業をドローンでできないか」
といったご相談をいただいた際に、その目的を実現するためには何が必要なのかを考えます。
既存の製品で対応できなければ、必要な部品を設計する。
部品がなければ、3Dプリンターでつくる。
装置として組み上げ、実際にドローンへ搭載して飛ばしてみる。
そこからさらに改良を重ね、新しい仕組みとして形にしていきます。
東北ドローンでは、こうした設計・製作から実証、飛行までを一貫して行ってきた経験があります。
ドローンを使って、新しい仕組みをつくる会社へ
ドローンの活用方法は、空撮や点検だけではありません。
物流、設備点検、災害対応、調査、計測など、使い方次第でさまざまな可能性があります。
そして、その可能性を広げるためには、ドローンだけを見るのではなく、搭載する装置や周辺機器、運用方法まで含めて考えることが重要です。
東北ドローンでは、3DプリンターやCADを活用しながら、必要なものを自分たちで設計・製作し、実際のフィールドで検証しています。
さらに、空飛ぶ車のように、まだ形のないものを一から設計し、新しい機体や仕組みそのものをつくることにも取り組んでいます。
既製品を使うだけの会社ではなく、
「こんなことを実現したい」
というところから一緒に考え、必要なものをつくり、実際に飛ばし、新しい仕組みとして形にしていく。
東北ドローンは、これからもドローンとさまざまな技術を組み合わせながら、新しいものづくりに挑戦していきます。
2026.09.11
ドローン×AI!Manifold 3を活用したボルトや熊AI検知システムを開発中!!
東北ドローンでは現在、DJIの「Manifold 3」を活用したAIによる検知システムの開発を進めています。
Manifold 3は、ドローンに搭載して使用するコンピューターです。独自に開発したAIモデルやソフトウェアをドローン上で動かすことができ、カメラ映像から対象物を検知するといった活用ができます。
今回開発しているのは、ボルトAI検知と熊AI検知です。
今回は、実際に開発を担当しているエンジニアに、Manifold 3を使った開発について話を聞きました。
Q. 今回Manifold 3を使ったAI開発を始めたきっかけは?
一番の理由は、Manifold 3の高い計算能力です。
高性能なコンピューターをドローンに搭載することで、より高度な機械学習モデルやドローン制御アルゴリズムを
動かすことができます。
これにより、これまで対応が難しかった課題や、より高度なお客様のニーズにも対応できる可能性が広がりました。
Q. Manifold 3を使うと、通常のドローンのAI機能と何が違う?
大きな違いは、自社で開発したAIモデルやソフトウェアを搭載できることです。
ドローンに標準搭載されているAI機能だけではなく、業務内容や目的に合わせて独自のAIを開発することができます。
そのため、点検や安全確認など、それぞれの現場に合わせたシステムを構築できる点が大きな特徴です。
Q. 今回はどんなAIを開発しているの?
現在開発しているのは、「ボルトAI検知」と「熊AI検知」です。
ドローンのカメラ映像をAIで解析し、対象物を検知すると、操縦者が送信機の画面上で確認できる仕組みを
開発しています。
【ボルトAI検知】
ボルトAI検知では、ドローンで撮影した映像からボルトをAIが認識します。
正常なボルトだけでなく、腐食や欠損などの異常候補を検知することを目的に開発を進めています。
鉄塔や橋梁など、多くのボルトを確認する必要があるインフラ点検で、点検作業をサポートする技術としての活用を
目指しています。

【熊AI検知】
熊AI検知では、ドローンのカメラ映像から熊をAIが認識します。
熊を検知すると、操縦者が送信機の画面上で検知位置を確認できる仕組みになっています。
山間部での点検や作業前にドローンで周辺を確認することで、熊の早期発見や作業員の安全確保を
サポートする技術として活用を目指しています。

Q. 開発で一番苦労したところは?
Manifold 3を使った開発では、AIモデルを作るだけではなく、ドローン上で安定して動かすための調整も必要になります。
特に、CやC++などを使った組み込みプログラミングでは、メモリ管理や処理速度などを考えながら開発する必要があり、
高度な技術が求められます。
こうした課題に対応しながら、Manifold 3の性能を活かし、自社で学習したAIモデルをドローン上で動かせるよう
開発を進めています。
Q. 今後はどのような開発を進めていく?
今後も、AIモデルの改良や新しいドローン制御アルゴリズムの開発を進め、飛行しながらの検知テストを行っていく予定です。
お客様ごとの課題や現場のニーズに合わせて、より実用的なAIシステムを開発し、点検業務の効率化や作業員の安全性向上につなげていきたいと考えています。
ドローンが「撮影する」だけではなく「見つける」存在へ
これまでドローンは、空から写真や映像を撮影することが主な役割でした。
そこにAIを組み合わせることで、撮影した映像の中から必要な対象物を自動で見つけ、操縦者の判断をサポートすることが
可能になります。
東北ドローンでは今後も、ドローンとAIを組み合わせ、実際の現場で役立つ技術の開発・検証を進めていきます。
2026.09.04
【スタッフ紹介】テレビ業界からドローン業界へ!映像制作からインフラ点検まで幅広く活躍中
【スタッフ紹介】テレビ業界からドローン業界へ!映像制作からインフラ点検まで幅広く活躍中
今回は、東北ドローンで活躍するスタッフをご紹介します!
今回ご紹介するスタッフは、テレビ局でディレクターとして番組制作に携わった経験を持ち、その経験を活かして東北ドローンへ中途入社しました。
現在は映像制作だけでなく、鉄塔点検やインフラ点検、空撮など、ドローンを使用したさまざまな現場業務にも携わっています。
前職では、テレビ局のディレクターとして番組制作を担当。
企画から撮影、編集など、映像制作に関するさまざまな業務を経験してきました。
東北ドローン入社後は、これまで培ってきた映像制作の経験を活かしながら、ドローンに関する知識や操縦技術についても学び、現在では実際の現場で鉄塔点検やインフラ点検、空撮などの業務を行っています。
ドローンで撮影するだけではなく、「どのような映像を撮れば伝わるのか」「どのように編集すれば魅力が伝わるのか」という映像制作者としての視点を活かせることも、大きな強みです。
東北ドローンでは現在、ドローンを活用したショート映画の制作にも取り組んでいます。
今回紹介するスタッフは、そのショート映画の制作を担当しています。
企画からロケーションの検討、撮影、映像素材の収録、編集まで、作品づくりを一貫して行っています。
ドローンならではの空からの映像と、地上カメラで撮影した映像を組み合わせながら、普段の業務とはまた違った形でドローンの魅力や可能性を発信できる作品を制作しています。
完成した作品についても、今後皆さまにご紹介していく予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください!

YouTubeコンテンツも制作中
東北ドローンでは、YouTubeを通じた情報発信にも力を入れています。
ドローンや機材の紹介、実際の業務風景など、普段なかなか見ることのできない「ドローン会社の日常」をお届けするため、さまざまなコンテンツを制作しています。
こちらのYouTubeコンテンツも、今回ご紹介するスタッフが、以前ブログに登場した「みのりん」と一緒に制作しています。
企画や映像素材の撮影から編集まで、それぞれの経験やアイデアを活かしながら、協力してコンテンツづくりに取り組んでいます。
テレビ業界で培った映像制作の経験と、若い感性を掛け合わせながら、ドローンに詳しくない方にも分かりやすく、楽しんでもらえる動画を目指して制作中です。
ドローンを使った幅広い業務に対応しています
東北ドローンでは、鉄塔をはじめとしたインフラ設備の点検から、建物・施設の空撮、プロモーション映像の撮影など、ドローンを活用した幅広い業務を行っています。
「ドローンでこんなことはできるの?」 「この場所をドローンで点検したい」 「会社や施設のPR映像を撮影したい」
といったご相談も大歓迎です。
ドローンによる撮影だけでなく、今回ご紹介したスタッフのような映像制作経験者も在籍しているため、撮影した素材を活用した映像制作や編集についてもご相談いただけます。
これからも東北ドローンでは、それぞれのスタッフの経験や得意分野を活かしながら、ドローンの新しい活用方法や可能性を皆さまにお届けしていきます。
ショート映画やYouTubeについても順次公開していきますので、ぜひ今後の東北ドローンにもご注目ください!
ぜひこの機会に東北ドローンのYouTubeチャンネル登録、Facebookのフォローをして、
公開を楽しみにお待ちください!
2026.08.28
東北ドローンにYouTube・SNS担当の「みのりん」が仲間入りしました!
このたび東北ドローンに、新しいメンバーとして「みのりん」が加わりました!

2026.08.21
走る?飛ぶ?「空飛ぶ車」を開発中!製作者にインタビューしました
走る?飛ぶ?「空飛ぶ車」を開発中!
製作者にインタビューしました
東北ドローンでは、ドローンを活用した点検や空撮だけでなく、現場の課題を解決するための新しい機体や
システムの開発にも取り組んでいます。
今回ご紹介するのは、以前ブログでも紹介した、車輪による走行と飛行の両方が可能な小型ドローンです。
普段は地上を走行し、段差や障害物などによって進めなくなった場合には飛行へ切り替える。そんな「走る」と「飛ぶ」を組み合わせた新しい機体を現在開発しています。
今回は、開発を担当している製作者に、開発のきっかけや想定している活用方法、今後の展望について聞きました。
現在開発している機体について、簡単に紹介してください
現在開発しているのは、車輪による走行と飛行の両方が可能な小型ドローンです。
通常は車輪で地上を走行し、段差や障害物など、走行だけでは移動が難しい場面では飛行に切り替えられることを
目指しています。
ドローンの機動性と、走行ロボットの安定性・省電力性を組み合わせることで、従来のロボットでは入りにくい場所でも
柔軟に移動できる機体を目指して開発しています。
この機体を開発しようと思ったきっかけは何ですか
きっかけは、建物内や配管内などの複雑な環境では、走行ロボットだけでも、
ドローンだけでも対応しにくい場面があると感じたことです。
走行ロボットは安定して移動でき、比較的エネルギー効率にも優れていますが、段差や障害物があると
進めなくなる場合があります。
一方、ドローンは障害物を越えることができますが、常に飛行し続けると消費電力が大きくなり、狭い空間では
操作や運用が難しくなることがあります。
そこで、普段は車輪で効率よく移動し、必要な場面だけ飛行する機体にすることで、
両方の長所を活かせるのではないかと考えました。
どのような場所での使用を想定していますか
主に、人が入りにくい場所や、移動が難しい環境での使用を想定しています。
たとえば、
- 建物内部の点検
- 大型配管の内部
- 段差や障害物が多い場所
- 人が直接立ち入りにくい場所
などです。
特に、地上走行だけでは進めない場所があり、かといって常に飛行するには効率が悪いような環境で、
有効に活用できると考えています。
車輪での走行と飛行を組み合わせた理由を教えてください
走行と飛行には、それぞれ得意な場面があるためです。
車輪による走行は、安定していてエネルギー効率が良く、長い時間の移動に向いています。
一方で、段差や隙間、障害物などがあると移動が難しくなる場合があります。
飛行は、障害物を越えたり、地上では進めない場所を移動したりするのに向いていますが、常に飛び続けると
消費電力が大きくなります。
そこで、基本は車輪で走行し、必要なときだけ飛行することで、効率と機動性の両立を目指しています。
どのような場面で飛行機能を使用する想定ですか
飛行機能は、地上走行では越えられない段差や障害物がある場合、通路が途切れている場合、
瓦礫や配管の継ぎ目などを越える必要がある場合に使用する想定です。
また、狭い環境の中で進路を変更したい場合や、地上からでは確認しにくい場所を一時的に確認するといった
使い方も考えています。
ただし、常に飛行するのではなく、あくまで走行を補助する機能として活用することを想定しています。
この機体によって、どのような課題を解決したいと考えていますか
人が入りにくい場所の点検や調査を、より安全かつ効率的に行えるようにしたいと考えています。
現在、建物内部や大型配管のような場所では、人が直接確認するには危険だったり、
既存のロボットでは移動しにくかったりする場合があります。
この機体によって、走行と飛行を切り替えながら移動することができれば、これまで機械では進みにくかった場所も含め、より広い範囲を効率的に点検できる可能性があります。
最終的には、人の負担や危険を減らしながら、点検・調査作業を支援できるロボットにすることを目標としています。
現在は、どのような段階まで開発が進んでいますか
現在は、走行と飛行を組み合わせるための基本的な機体構成や制御方法を検討し、
試作機の設計・調整を進めている段階です。
今後は、実際に走行と飛行の動作を確認しながら、安定性や操作性などを検証し、
現場でより使いやすい機体へ改良していく予定です。
今後の開発に向けた意気込みを教えてください
まだ試作段階ではありますが、走行と飛行を組み合わせた機体には、
通常の走行ロボットやドローンにはない可能性があると感じています。
将来的には、人が入りにくい場所での点検や調査を支援できるような、実際の現場で役に立つロボットを目指して
開発を進めていきたいと考えています。
「走る」と「飛ぶ」を組み合わせた、新しい点検のかたちへ
今回開発している機体は、単にドローンを地上でも走れるようにすることが目的ではありません。
走行が適している場所では車輪で移動し、走行では難しい場所だけ飛行する。
それぞれの移動方法を使い分けることで、省電力性・安定性・機動性を兼ね備えた点検ロボットを目指しています。
東北ドローンでは、今後も実際の現場で感じた課題をもとに、ドローンやロボット、ソフトウェアなどを活用した
新しい技術の開発に取り組んでいきます。
「こんな場所を点検できる機体が欲しい」「このような機能があれば便利」といったご意見やご要望がございましたら、
ぜひお気軽にご相談ください。
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