東北ドローンブログ

2024.09.06

学生による作業改善となる新システムの開発 その2

 こんにちは!

東北ドローンです。

ご覧いただきありがとうございます! 

前回に引き続き、今回も弊社で働いている学生のA君が作成したシステムをご紹介します。

 

DJIのMatirice300機に接続可能な「H20(H20T)」カメラや、機体「Matirice30機(Matirice30T機)」の機能のひとつに「高解像度グリッド撮影」という撮影方法があります。

この撮影ではまず、プロポの画面上で、任意の倍率を設定します。

次に、手動により任意の範囲を指定します。

範囲を指定すると、その範囲内で自動的に網目状のグリッド(格子)を作成します。

撮影ボタンを押すことで網目を構成する四角形一つひとつにズーム撮影を行います。

 

グリット撮影では、指定した網目ごとにフォルダが生成され、その中に複数の画像ファイルが保存されます。

グリッド撮影でインフラの点検を行う場合、大量の画像ファイルが作成されます。

 

点検を行う際は、全景から見たい範囲を選択して確認することができるものの、分割された大量のファイルを一つひとつ開閉して目視で確認する作業が必要となるため、作業量が膨大になります。

  

そこで、そういった課題を解決するための構想を練り、作成をA君へ依頼しました。

A君には快諾いただき、後日システムが完成しました。

それは、1回に撮影した大量の画像を1つに結合させるシステムです。

作成されたシステムでは、フォルダ内の画像が結合されます。

 

結合された画像は、画質が落ちずに1枚の大きな画像となります。

そのため、複数の画像ファイルを開閉する手間が減り、作業の生産性が向上します。

 

また、シームレスな全体の中から部分を確認することができるため、確認箇所の認識が容易になります。

「いまどこを確認しているのか?」といった、注意不足による点検部分の忘却を減らすことが期待できます。

 

システムを具体化してくれたA君に、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

今後とも、皆様の点検作業の負担が少しでも削減されるよう、従業員一同精進してまいります!

これからも、よろしくお願いいたします。

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